北海道日伊協会 三部安紀子

創立40周年を迎えて 会長 三部安紀子

道内の親伊家が1974年9月に立ち上げた民間親善・交流団体である当会は、今年創立40周年を迎えました。 領事館、文化会館、大学などイタリアの名前を冠した公的機関の無い当地ですが、熱心かつ行動的な親伊家会員の情熱により、創立以来、そのときどきにふさわしい活動と発信を、手造りで行って参りました。

近年の当会は、講演、映画、ワインの三つをテーマとしたSalone(談話会)をシリーズで開催するとともに、「イタリア語でイタリア人と語り合う会」を実施し、会員だけでなく、イタリア語を学んでいる方がたや在道イタリア人をお招きし、開かれた賑やかな会となっているのはうれしい事です。

伊語講座、検定試験(代行)、留学相談、翻訳・通訳サービスなども、大切な役割として活動の柱としております。

創立40周年の記念事業は「北海道をイタリア・トスカーナのように—ほっかいどうスタイルを求めて」をテーマに掲げました。シンポジュウムをアルテピアッツァ美唄で開催するのをはじめ、様々なイベントを企画しています。順次お知らせいたしますので、ぜひご参加ください。

このような活動は、「ホームページ」と「会報」で随時ご案内、報告し、広く発信しております。「会報」は会員の方々がイタリアへの想いをモチーフに、健筆をふるっておられるだけでなく、全国各地の日伊協会の個性的な活動をも伝えています。また、昨年新設した公式ホームページは、会員相互の交流の場となり、さらに全国のメーリング提携先親善団体の皆様との交流にも力を発揮しています。

記念式典は9月20日に開催いたします(会場は札幌パークホテル)。イタリアに興味・関心を持たれる方がた、イタリア語受講生にもお声をかけ、カジュアルで楽しく祝う日としたいと願っています。翌21日は、アルテピアッッア美唄、小樽北一ヴェネツィア美術館(いずれも当会会員)を巡る観賞ツアーを企画、留学生によるイタリア語ガイドも試みたいと張り切って準備中です。

当ホームページをご覧になって当会に興味を抱かれたみなさま、ご遠慮なく当会アドレスにアクセスくだされることをお待ちしております。

2014年4月

創立40周年事業
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北海道日伊協会創立40周年 フェスタ・祝賀会と記念ツアー


ドメニコ・ジョルジ大使から
お祝いの言葉

好天に恵まれたアルテピアッツァ美唄ツアー

第1日   2014年9月20日(土曜日)  フェスタと記念祝賀会      
会場は札幌パークホテル  3階エメラルド    札幌市中央区南10条西3丁目    電話  011-511-3131  
第1部  フェスタ“イタリアのわが町  お国自慢” ——在道イタリア人による故郷の紹介(通訳あり)
南部・中部・北部の代表4人が、映像を交えて語ります。 午後3時〜5時   
第2部  40周年記念祝賀会 
祝唱[ソプラノ菅原利美(北海道二期会)、ピアノ渡部麻千子]で祝賀パーティーは幕を開けます。
午後5時30分〜7時30分
会  費:6,000円    第1部のフェスタのみの参加は1,000円

第2日   9月21日(日)  創立40周年記念バスツアー  
アルテピアッツァ美唄と小樽ヴェネツィア美術館へ

当会会員の彫刻家・安田侃氏が旧炭坑の小学校廃校跡地に壮大なスケールで展開する野外美術館「アルテピアッツァ美唄」とヴェネツィアン・グラスの美を追求する「小樽ヴェネツィア美術館」(法人会員)—イタリア縁の2つの素晴らしいスポットを訪問します。 要所でイタリア語(初中級)によるガイドがあります。

[スケジュール]
9:00   ブライトサッポロ前出発(8:45集合)札幌市中央区南1条東2丁目大通北向き
10:00
   アルテピアッツア美唄到着。 安田琢氏の案内で、野外展示・木造校舎ギャラリー・旧体育館のアートスペースを見学。その後自由散策。工房で安田侃氏が舞台装置制作のオペラ『蝶々夫人』の解説DVDを鑑賞。昼食は、美唄名物・鶏飯と焼き鳥。
12:30   アルテピアッツア美唄出発。
14:00   小樽ヴェネツィア美術館到着。金指館長の案内で館内見学。その後自由散策。
16:00   小樽出発。
17:30   札幌・大通公園で解散。

会  費:会員4,500円 一般5,500円(バス代・昼食代含む)

40周年記念シンポ
「トスカーナに学ぶ—北海道スタイルを求めて」
世界遺産オルチャ地域研究の植田暁さんが基調講演


北海道を思わせるトスカーナのランドスケープ(植田暁さん撮影)

トスカーナ地方は、過疎化に悩む時代が続きましたが、農業やワインづくり、郷土料理にこだわり、歴史遺産や景観保護を重視したアグリツーリズモ、スローシティ運動を通じて、世界から注目される新しい観光地帯を創りだしました。トスカーナやイタリアの各地は、どのようにして自信と誇りを獲得したのか。イタリアに敬意を抱く当協会は、そのこだわりと成果に学び、北海道にとって自信と誇りを確認する場になることを願ってこのシンポジウムを企画しました。
日    時:3月15日(日)午後1時30分から4時30分
会    場:かでる2・7 1060号会議室 (札幌市中央区北2西7、電話:011-204-5100)
基調講演:「トスカーナの景観と町並み・世界遺産オルチャ地域の復活」
                NPO法人景観ネットワーク 植田暁代表
報    告 1:「東川町の景観と移住促進事業の取り組み」東川町定住促進課 課長 平田章洋さん
           2:「北海道ワインの可能性」 NPO法人ワインクラスター北海道 阿部眞久代表
質疑とディスカッション:講演者、報告者と会場の質疑と討論
地域の農業・ワインづくり関係者、建築家、道内在住イタリア人などの意見・感想発表をまじえて進めます
参 加 費:会員500円、一般1000円(諸経費・資料代として)
懇 親 会:終了後、午後5時頃から、懇親会を開きます。引き続きご参加ください。
主    催:北海道日伊協会(伊藤組100年記念基金の助成を受けています)
後    援:北海道新聞社、北海道、札幌市、北を語る会、日本農業新聞北海道支所、
             札幌のふるさとつくる会

イタリアの日曜日は特別!
40周年記念サローネ 『イタリアの街・家族・愛』留学生対談開く

北海道日伊協会は創立40周年記念事業の一つとして7月8日、Salone d’Italia(イタリア談話会)「留学生特別対談」を開催しました。テーマは『イタリアの街・家族・愛』。登場願ったのは札幌在住5年のマリアンナ・チェスパさん(北大大学院博士課程)と同じく1年目のルーカ・グアダニュオーロさん(北大文学部研究生)の2人で、ともに協会の伊語教室の講師を務めています。
<イタリア人の日曜日>
2人がそろって取り上げたのは日曜日の過ごし方—イタリア人の特徴がはっきり見えます。
美味しいご飯の日、教会・ミサの日、家族の日、そしてサッカーの日、リラックスの日。
お母さんたちは、お父さんと子どもの身なりを整えて教会に送り出す。ラザニアを生地から作り、料理に腕を振るう。街を歩いたらすべての家の窓から料理の匂いが漂ってくる。ラザニア、カンニローニ、パスタ、3時間煮込んだミートソース…
ミサは11時から始まる。お父さんたちは子供を送り届けると、ピアッツァ(広場)に集まる。バールもある。ここで1時間楽しみ、教会に子供を迎えに行く。それからケーキを買い家に帰って昼食になる。 お昼ご飯は特別においしい。
午後は3時になると、サッカー・セリエAのテレビ中継が始まる。家族で観戦します。居間はスタジアムさながら。ひいきのチームのユニフォームを着て、マフラーを振り回す。得点すると、窓から顔を出して叫ぶ。2階に住む相手チームのファンの部屋のドアを開けて叫ぶ。こんな調子で熱狂する。試合の後も、テレビの批評・分析放送はああだこうだと夜まで続く。
<国家的な論争=ルーカさんの報告>
イタリアで今、経済界からローマカトリック教会までを巻き込んだ一大論争が起きている。テレビ界からセリエAの試合を、他の欧州諸国と同様に土曜日午後にも開催しようという提案があったのです。激しい反対が巻き起こりました。日曜のサッカーが一番の関心事であるこの国で、日本では想像がつかないほどの影響を国民生活に及ぼしてしまう。経済界は土曜ショッピングの売り上げ減を心配しています。もし変わればイタリア人の暮らしリズムが変わる。ローマカトリック教会より影響は大きいんではないでしょうか。

会場の札幌グランドホテル3階の部屋では、会員とイタリア語教室関係者ら50人が二人を囲み、故郷の懐かしい日々を思い起こすように楽しげに語る二人の話に聞き入りました。日本語の話のあとで、その内容がもう一度イタリア語で読み上げられ、聞き取りの力を試す機会にもなりました。
[写真]楽しそうに語るルーカさん(中央)とマリアンナさん(左)と、二人の話に聞き入る会員・伊語教室関係者ら

杉下裕樹さんがレッジョ・エミリアの取り組みを紹介
創立40周年記念 Salone d’Italia

イタリアの幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」 小さな町が支える 豊かな思考力と表現力を育む学びの世界

6月15日午前10時から札幌・かでる2・7の730研修室で開催しました。 茅ケ崎市から駆け付けた保育士の杉下さんは、昨年と今年、イタリア・レッジョ・エミリア市(人口約16万人)の現地を視察し、
①文化と街づくり
②公的機関や関係機関の仕組みと取り組み、素材を用意するレミダ
③各保育所の実際
などをDVDとパワーポイントを使って説明。子どもたちが主役になって展開されるプロジェクトは、あらかじめ決めたゴールに向かうのではなく、プロセスを大切にしアートも重視。それは、人生に対して「なんだろう」と考え、自分の意見を持ち、周りの人に何かをしてあげたいと思う良き市民になるように育てることを目的にしているから、と話しました。
その歴史を見ると、世界大戦のあと、市民が「市を復興させ、2度と戦争を起こさないようにするにはどうすれば良いか」を話し合う中で、劇場をつくることと共に一致したのが「幼児教育にしっかり取り組むこと」で、これがレッジョ・エミリア・アプローチのスタートラインになったそうです。
このサローネは協会のイタリア語講座受講生の保育士と杉下さんによるボランティア組織「Poco a Poco」の提案で実現しました。会場は会員、保育関係者、研究者、父母らこの問題に関心を持つ人たち50人でびっしり(写真)。幼児コーナーから子供の遊ぶ声も聞こえましたが、杉下さんの情熱を込めた解説を熱心に受け止め、アンケートには「いい会だった」「勉強になった」「また開いてほしい」など多くの声が寄せられました。それぞれの町が特色をもつイタリアらしさに触れる機会になりました。

40周年記念事業に「伊藤組100年記念基金」の助成金決定

北海道日伊協会は創立40周年を記念して「北海道をイタリア・トスカーナに—北海道スタイルを求めて」をテーマにシンポジウムなどを企画しています。この事業費について、基金に助成を申請したところ、審査の結果、助成金10万円の交付が決定したと5月21日付で通知がありました。感謝いたします。

日伊国交150周年記念事業
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ヴェルディ劇場に感動広げる
友好親善はたして訪問団が帰道

北海道日伊協会の親善訪伊団による、日伊国交150周年記念事業『ヴェルディ劇場日伊友好親善コンサート』が、9月11日(日)イタリアオペラの巨匠ヴェルディ所縁の地、エミリア・ロマーニャ州ブッセートのヴェルディ劇場にて行われました。
人口7,000人余りののどかな田舎町に日本から音楽の親善団が訪れるとあって、町のあちらこちらにポスターが貼られ関心の高さが伺われました。
コンサートは午後6時、ヴェルディ音楽を継承する地元音楽団体Association of Verdi in Busseto傘下の合唱団Corale Città di Fiorenzuolaによる歓迎の合唱で幕を開け、それに応えるように訪問団長である三部安紀子会長の指揮で、札幌を拠点に活動する合唱団Chor Traubeの日本語による合唱7曲が披露されました。言葉の意味は分からなくても、一つに纏まり気迫のこもった合唱に、会場には静かな感動が広がり、感嘆の声と共に大きな拍手が起こりました。
引き続きオペラのソリストグループMibella7名がそれぞれ登場してオペラの曲を歌うと、場が一気に華やぎ沢山の掛け声・アンコールを求める声が飛び交い、最後に7名全員によるLa Traviataの〝乾杯の歌〟で会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
コンサートの終わりには、Giancarlo Continiブッセート市長がサプライズ登場(写真)。歓迎の言葉と述べると共にコンサートの成功に賛辞を贈りました。
音楽を通して日伊交流を深めようと企画したイベントは、将に民族・宗教・言葉の違いを超える『音楽の力』が広がる感動の空間になったと言えます。
訪問団はこのほか、ヴェネチアのサンマルコ教会でミサに献歌、リタイアした音楽家たちが住むミラノ郊外のカーサ・ヴェルディで慰問演奏し、ともに温かい歓迎を受けました。
一行は9月16日、元気に帰道しました。

日伊国交150周年記念事業
ヴェルディ劇場
日伊友好親善コンサート

2016年、日本とイタリアは国交150周年の節目の年を迎えます。
北海道日伊協会はこの記念すべき年にイタリア親善訪問団を派遣し、9月11日(日)に
イタリアオペラの巨匠ヴェルディの故郷、ブッセートのヴェルディ劇場にて
日伊友好親善コンサートを開催致します。
この事業は日伊国交150周年記念事業として認定されました。
当日は、北海道の音楽界を担う北海道在住のソリスト7人(北海道二期会)及び
札幌を拠点に活動する合唱団 Chor Traube(常任指揮者・三部安紀子北海道二期会理事長)による演奏と、 イタリア側からはヴェルディ音楽を継承し続ける地元音楽団体 "Association friends of Verdi In Busseto"
傘下の合唱団が共演致します。

主   催   北海道日伊協会
会   場   Teatro G.Verdi
開催日   2016年9月11日(日)
協   力   Association friends of Verdi in Busseto

[ Teatro G.Verdi ]
ヴェルディが建設費用として10000リラを提供し、1868年に完成。
柿落としにはオペラ「リゴレット」があてられ、
1913年のヴェルディ生誕100年記念では、
トスカニーニがヴェルディの「椿姫」と「ファルスタッフ」を指揮した。
毎年ヴェルディの作品を中心に公演が行われている。

・このほか、10日(土)にヴェネチアのサンマルコ寺院のミサに聖歌隊として参加、12日(月)にボロー ニャ郊外のアグリツーリズモでの食事会、14日(水)にはミラノにヴェルディが私財を投じて建てたCasa Verdi(音楽家のための憩いの家)で慰問演奏会を開き、交流します。
・この訪問団は9日出発、16日帰国。演奏グループとともに北海道日伊協会の会員も同行します。(39名)

アクセス

北海道日伊協会
〒060−0051
札幌市中央区南1条東2丁目13−4 エメラルドグリーン大通りビル3階(ブライトサッポロ内)
※地下鉄東西線バスセンター前駅より徒歩1分以内
TEL : 011-241-0345  FAX : 011-241-0567

会報

会報60号をアップしました。
北海道日協会が発行している会報
※一部ページを抜粋して掲載しております。
ホームページ開設記念 
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